写真・動画編集用の水冷PCを作る

自作PC

今の写真現像・動画編集PCが限界なので新しいPCを作ります。
どう限界かというと、動画編集ソフトが近年重たくなってきて流石についていけません。

プラモデルの記事とは内容がちょっと外れるけれど。
今回は私の使っているパソコンをアップグレードした記事です。

PCをアップグレードしようと思った理由

実は今までCore i7 4770k 水冷oc 5.0Ghzで頑張ってきた。
3年前に水冷 GTX460から空冷 GTX1660 superにシステム変更してエンコードで頑張っていたんだけど、流石に近年はアプリが重くなって対応できなくなってきた感じ。

まあ、10年使ってきたPCだし、許可も貰ったので買い時だと思った。
病気になって目に優しいモニターに入れ替えたのに便乗したって感じにもなるが。

PCの使用用途は現像と動画編集なので今回はAMDで作ることにしました。
電源はseasonicのいいやつを使っているので、電源とストレージや水冷パーツを使いまわしてアップグレードすることにした。
今回は大幅にCPU/マザーボード/M.2/メモリ/ケース/水冷システムを変えようと思う。

動画編集用PC
これが今まで使ってきたPC。
CPUやマザーを載せ替えたり、各パーツ毎にアップデートしながら誤魔化してもう10年くらいは経つのだろうか。
動画編集をするのでビデオカードだけはエンコードレンダリングができるGeforce 1660 SUPERを2年前に入れていた。

・構成
OS = Windows 10 Professional 64bit
board = ASRock Z87 Extreme4
CPU = Intel Core i7-4770k oc5.0GHz
SSD = PLEXTOR PX-256 M5 Pro 256GB
HDD = WesternDigital Caviar Green (WD20EARX) 6Gbps 2TB 5400rpm
Memory = G.Skill F3-1600C11D-16GISL (DDR3-1600 CL11 8GB×2)
GPU = Palit NE6166SS18J9-1160A (GTX1660SUPER GP OC)
DVD = Pioneer BDR-S06J-BK
PSU = Seasonic SS-650KM
Case = CoolerMaster COSMOS RC-1000-KSN1-GP

・Cooling System(Fans)
memory = ocz(2500rpm/3PIN)
Suction = Scythe GELID WING12PL-BL(600~1800rpm/75.6CFM/26.0dBA/DC12V/4PIN/ナノフラックスベアリング)
Exhaust = 2 x ZAWARD ZFL14025S-3C 2x14cm(900rpm/74.6CFM/15.5dBA/DC12V/3PIN/スリーブベアリング)
ENERMAX EVEREST UCEV12 1x12cm(1000rpm/46.10CFM/12.0dBA/DC12V/3PIN/ツイスターベアリング)
・Water Cooling System(CPU)
CPU = Swiftech Apogee XT SWF-AP-XT
Pump = Swiftech MCP655 Speed Controller
Reservoir = XSPC Acrylic Dual 5.25・Reservoir for one Laing D5 / MCP655
Radiator = XSPC RX120 / Swiftech Black Ice GT Stealth 280 XFlow
Fitting = Bitspower BP-CPF-CC2 Compression Fittings
Tube = Tygon R3603 3/8ID 1/2OD

昔からPCを自作すると使ったパーツをテキストで保存していた。
その内容を貼り付けた。
実は結構、几帳面な性格だったりする。
この頃は米カリフォルニアに貸倉庫を借りていたので、そこを拠点に日本へPCパーツを輸入していた。
結局水冷パーツは日本じゃ手に入りずらいし、貿易商の私から見れば国内で売っている店もぼったくり価格て偏っているので自分で直輸入していた。

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今回製作するPCのハードウェアパーツ

ここから今回製作する水冷PC用に新たに調達したパーツを紹介。
先ずはハードウェア編。

■CPU Ryzen7 5700X

CPUは妻のPCに数年前に採用して現在も好評のAMDにした。
Ryzen7 5700Xを水冷で使う。
このPCは長く使いたいので、将来5900Xとか5800X3Dとか載せ替えることも考慮して水冷にしておくことにした。
エンコードの時とか電圧上げてオーバークロックで使おうとも考えている。
こういうパターンって将来Ryzen7000にシステム変更する可能性が高いのだけど、私の人生はこういう生き方だ。

■マザーボードはX570SのATX

■マザーボード
MSI MAG X570S TORPEDO MAX
B550で探してたのだが、円安の影響でX570Sにしました。

Wifi付きのTomahawkもあったが、子機が家にあるのでTORPEDOにした。
因みにTORPEDOとは魚雷という意味。

GIGABYTE B550 AORUS PRO AX (rev. 1.1)とかなり迷った。
決め手は、PS/2キーボードの差込口がある点も重要だったのでTORPEDOに。

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MSI
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■メモリーはDDR4 3200を32GB

メモリーは信頼のG.Skill。
F4-3200C16D-32GSXWB [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組]
4年前の2018年2月10日発売と古いモデルだけれど、安定しているメモリーなのでAMD ZEN4でも推奨されている。

G.skillのメモリーは昔から何度も使っている。
数にして10枚以上は使ってきただろうか。
外れは一度もなかったし、耐久性も高かったので絶大な信頼がある。

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■メインストレージにM.2を買う

今回、ストレージにM.2 SSDを初めて使うことにした。
SEAGATE FireCuda 530 1TB。
写真や動画編集では、大きいファイルの読み書き速度が重要。
故に、PCIe Gen4x4の読み書き性能が出せるものにした。
Firecuda 530シリーズは、1度だけ無料の データ復旧サービスが3年間付く。
昔はWestern Digitalばかりだったが、最近はSEAGATEとよく縁がある。

インストール後のOS起動やソフトの立ち上がりなどは体感で早く感じる。
しかしPCIe Gen3でもSATAでも十分かもというのが正直な気持ち。
ただ、最新SSDを入れた効果と価値は満足できたし次も最新を入れたいと思った。

■ケースを新調する

Fractal Design Define7 TG Dark Tint FD-C-DEF7A-03
ケースはFractal Design のDefine 7 にした。
このスウェーデンのPCケースはミドルタワーケースで、今使っているCOSMOSよりは弱化小さくなる。

これでケース前側からのUSB3.0GEN1とtype-Cに対応したのは大きい。
あとマザーのバックプレートのアクセスや裏配線がしやすくなって大満足。
裏配線スペースが3cmもあるので兎に角やり易い。

私が選んだタイプは強化ガラス製のサイドパネルはダークスモークにした。
理由はヨーロピアン最前線風だから。

CoolerMaster COSMOS2も考えたのだが、4万円と価格が高いし大きすぎるので、Fractal Designにした。
ちなみにセールで15,000円程度で買えた。

※ケースを新調する選定条件

  • 5インチベイが欲しい。
  • フロントにUSB3.0とTYPE-Cが欲しい
  • 今のケースより小さいこと。

■グラフィックボードはGeFouce 1660 SUPER

1660 SUPER

水冷パーツ

最近流行りの簡易水冷も考えたけれど、私は本格水冷じゃなきゃ満足できないので今回も輸入した。

EK-Quantum Kinetic TBE 200 D5
購入した水冷関連のパーツ。

水冷パーツは国内販売はぼったくり価格なので個人輸入した。
昨今は激しい円安だが、それでも輸入の方が安かったので何回かに分けて全て輸入した。
貿易商やっていた身としては、PCの水冷パーツの国内販売は控えめに云って暴利だと思う。

■CPU水枕 EK-Quantum Velocity D-RGB – AMD Nickel + Plexi

Ryzenにするために水枕をメーカーから輸入した。
XSPCと迷ったけれど、入手性とサポートでEKにした。
購入した水枕の型番はEK-Quantum Velocity D-RGB – AMD Nickel + Plexi

最新モデルのVelocity2にしても良かったのだけれど、大半の冷却性能はラジエターに左右されるし、デザインは旧モデルが好みなので。
あとHOT SUMMER SAILで70%OFFとかなり安かった。
翌週にはAmazonでクズどもが転売を始めていた。

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■ラジエター
EK-Quantum Torque Surface P280M X-Flow – Black

ラジエターにEK-Quantum Torque Surface P280M X-Flow – Black

この8個のポートを持つEK製のX-Flowラジエターを縦置きで使うことにした。
black Iceでも良かったのだが、下部にドレンを設置したかった事とEKのラジを使いたかったのもあり、EK-Quantum Torque Surface P280M X-Flowにした。

このラジも国内では手に入り難いモデルの為、メーカー直で輸入した。
個人輸入は初期不良に当たると交渉が面倒臭いが、仕事で貿易商やっていたので朝飯前です。

このラジはポートが8個もある。
故に、自在に出入り口をレイアウトできるのが特徴。

ファンは1500rpmの静圧モデルをpushで使う。
このラジはEKブログではpullの方が冷却性能が高かった。
今回はケースの内部スペースとリザーバーブラケットの関係でpush側だけで使う。

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■リザーバー
EK-Quantum Kinetic TBE 200 D5 Body D-RGB – Plexi

EK-Quantum Kinetic TBE 200 D5

リザーバーにEK-Quantum Kinetic TBE 200 D5 Body D-RGB – Plexi

ボディだけ買ってポンプはSwiftech MCP655を分解して取り付けた。
米国で購入した、このポンプは10年経っても全然現役です。
流行の薄型も良かったのだが、一度はEKのコレを使いたかった。

電源を入れるとD-RGBが神秘的で眺めてられる。
マザーと連動して好きな色や発光パターンに変えられるので、時代は進歩したものだと思った。
光る水冷PCが流行りなのも頷ける。

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■フィッティング EK-Quantum Torque

今回からフィッティングはEK-Quantum Torqueシリーズで統一しました。

フィッティングはEKのハードチューブ用に合わせて全て新調。
直輸入盤は円安でも6個パックで価格も多少お買い得。

このEK-Quantum Torqueシリーズの特徴は、六角レンチ対応なので取り外しが楽
今回は14㎜のハードチューブに対応するものにしました。

今まで使ってきたBitspower製と比べると高級感があるし、個体差がなく可動部分が滑らかな印象だ。
金属の質感、Rotary等の可動部の滑らかさやドレンの性能はEKだけど、フィルターや排気弁など小技を利かせるにはBitspower。

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ハードチューブを使う

今回、水冷PCの配管はハードチューブを使おうと思った。
動画編集の事務PCだとメンテが楽なソフトチューブがよいと思われるが、あえてハードチューブにした。
理由はスケールモデラーなので。

BYKSKI とCORSAIRを買ったが、BYKSKIは挿しにくいが熱に耐性があり丈夫。
CORSAIRは差し込みやすいが熱にシビアで気泡が入りやすいといった感じだった。

ただ、フィッティングのOリングに負担をかけることを考慮すると、リピートはCORSAIRかなと思った。
EKが一番いいのだろうけれど、消耗品を円安で購入するのは現状きつい。

CORSAIR Hydro X Series XT Hardline 14mm チューブ XT HL 14mm (CX-9059003-WW)

■流量計など小物

EK-Loop Leak Tester Flex
画像左の流量計は、EK-Loop Leak Tester Flex
サイトで偶然見つけて買った。

リザーバーを見てればある程度の流量は判るのだが、お洒落アイテム1個くらい入れてもいいと思って買った。魔が差したということだ。

デジタル水温系も考えたのだが、見送った。
因みに候補だったものは、Bitspower Touchaqua Digit ThermalSensor

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Bitspower
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理由は機器類はEKに統一しようと思ったので。
まあ、二度も魔が差すことは死活問題だ。

確かに水温計はベンチマーク等でラジエター性能を測るのに役立つ。
然し、私の場合はシステムでモニターしていれば必要ないと思った。

EK-Loop Leak Tester Flex
流量計の横に写っているものは、リークテストをする真空引きみたいな機械EK-Loop Leak Tester Flexも30ドルくらいだったので購入。
ソフトチューブの時は使わなかったが、ハードチューブになって流石に購入した。
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エアコンの真空引きみたいに空気の漏れをテストする。
30分程度放置でグリーンゾーンを維持したままだとOK。

ケース上部にクーラント注入口があるのだが、試行錯誤した結果やめることに。
理由は美しくないから。

クーラント

クーラントは、リザの蓋から直でギフトで貰ったボトルで入れることにした。

精製水は今まで薬局で買っていたが、通販で2リットル纏めて購入した。

薬局で買うよりも安かった。

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ハードチューブは大変

ハードチューブ初心者ということもあり、配管の作業が大変だった。
何度か試作品を作って目分量で曲げて調整して仕上げました。

この手法で身に着けた私の特技は他にもある。
自動車でトルクレンチを使わないで正確な締めができること。
それに料理ではスプーンで0.1グラム単位で分量できたり。

Define7の裏配線は楽だった。

配管作業の途中で配線も行った。
Define7というPCケースは裏配線しやすかった。

Define7
裏配線しやすい

裏配線スペースが3cmある。
24pin ATX電源ケーブルを2本重ねても蓋が閉まるほど。
兎に角、作業が楽なケースだった。

水冷PC 排出用ドレン
ラジの最下部にはドレンを設置して排水できるようにしました。

とりあえず慣らし運転の初回はEKの透明クーラントにした。
慣らし運転後の約二週間でクーラントを一度交換する。
その後は半年から1年に一度はクーラントを交換してメンテナンスしていきたい。

水冷PC

■Good

  • 裏配線しやすい
  • 埃対策のダストフィルターが優秀
  • 美しいダーク強化ガラス

■Bad

  • 上/前のラジ設置スペースが狭い
  • ネジ穴の耐久性が低い
  • インシュレーターが滑り止め過ぎる

OS/SSD/HDD/ビデオカード/電源を流用。
水冷はポンプ以外入れ替えた。
フィッティング含めてEKに統一。

静圧 14㎝ファン

ファンもEKにしようと思ったけど、価格が円安で加速されて微妙だったので今回は買わなかった。

pushでARCTICの静圧ファン P14 PWMx2。
排気はCoolerMaster MF140 Haloにした。

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リニューアルした水冷PCの最終構成

・今回組んだ構成
OS = Windows 11 Pro 64bit
board = MSI MAG X570S TORPEDO MAX
CPU = AMD Ryzen7 5700X 4.6GHz
M.2 SSD = SEAGATE FireCuda 530 ZP1000GM3A013 1TB
SSD = PLEXTOR PX-256?M5 Pro 256GB
HDD = WesternDigital Caviar Green (WD20EARX) 6Gbps 2TB 5400rpm
Memory = G.Skill F4-3200C16D-32GSXWB DDR4 3200MHz 2x16GB=32GB
GPU = Palit NE6166SS18J9-1160A (GTX1660SUPER GP OC)
DVD = Pioneer BDR-S06J-BK
PSU = Seasonic SS-650KM
Case = Fractal Design Define7 TG Dark Tint FD-C-DEF7A-0

・Cooling System(Fans)
Suction = 2 x ARCTIC P14PWM ACFAN00124A(200~1700rpm/72.8CFM/123.76m3h/2.40㎜H2O/PWM/0,3Sone)
Exhaust = CoolerMaster MF140 Halo MFL-B4DN-15NPA-R1(650~1500rpm/55CFM±10%/1.17㎜H?O±10%/PWM/6~30dba)

Fractal DesignDynamic X2 GP-14 (1000rpm/68.4CFM/0.71mmH2O/18.9dBA/DC12V/3PIN/LLSベアリング)

・Water Cooling System(CPU)
CPU = EK-Quantum Velocity D-RGB – AMD Nickel + Plexi
Pump = Swiftech MCP655 Speed Controller
Reservoir = EK-Quantum Kinetic TBE 200 D5 Body D-RGB – Plexi
Radiator = EK-Quantum Torque Surface P280M X-Flow – Black
Fitting = EK-HDC Fitting 14mm
Tube = Corsair XT Hardline 14mm Tubing
Sensor = EK-Quantum Flow Indicator D-RGB Nickel

リニューアルした水冷PCのまとめ

今回組んだ水冷PCのD-RGB動画を30秒ほど。
取り敢えず今回はココまでだが、細かい光物を調達して満足して落ち着いたら、また動画にします。

ちなみに動画の書き出しは、4770kの時より10倍以上速くなった。
YouTubeの動画編集作業もフリーズやカクつかなくて捗るというものだ。

何よりフロントからUSB3.0とTYPE-Cにアクセスできるようになったことも大きい。
PCだけじゃなくモニターも替えたので、現像の色合わせも迷わず楽になった。
全体的に作業しやすくなり非常に快適。
お金は掛かったけれど、アップグレードして良かった。
これでモデラー活動に打ち込めるというものだ。

水冷パーツの殆どは使い回しが効く。
今回新調したものを10年以上は使おうと思っている。

EKは品質と性能は勿論、現代日本人が忘れた良心的なサポートと価格。
それ故に、水冷パーツはEKで統一しようと思った。

水冷PC
机の上に置いても、スケールモデラーらしい渋めのインテリアPCとして見栄えがある。

今回は水冷PCのリニューアル記事でした。
たまにスケールモデルと関係ない記事もブログに書こうと思う。
でも基本は、プラモデル系ブログという立場でやっていきます。

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