紫電改のマキ 1/32 飛燕の現状報告です。
最近はスケールモデルの製作を再活動しており、一度に複数のキットに手を付けるなどしてます。
プロとしてやっていた時と違って好きなキットを好きな時間で作れる。
ノルマがないというだけでストレスフリー。
そんな自由な毎日で模型以外の趣味に走って1年作らなかったりしたのですが、最近またプラモデルを作り出してます。
以前のように作ってもお金を貰えるわけではないのですが、趣味として作っています。
やっぱ模型の趣味が自分にはあるのだなと実感してます。
話がそれましたが、冒頭に書いた通り、1年前に購入した紫電改のマキ 1/32 飛燕の現状報告記事です。
この記事の目次
工作は良好
エアインテークの繋ぎ目が難しかったが、他はパーツの精度が全体的に良かったのでOK。


このキットの車軸は折れやすく感じます。
特に大戦物の後輪は車軸1本で機体を支えているものが多いので、どうしても折れやすいのは仕方がないと云った感じ。
アンテナは釣り糸じゃなく真鍮線(0.2㎜)にしました。
他、スジボリやリベットなどもちょっとだけ施工しました。
機体のモールドは、アニメモデルに都合よく深めで掘りやすかったです。
銀色の機体なので、表面処理を丁寧にヤスリ掛けしました。
塗装
塗装で苦労したことは、コックピットの機内側の窓枠の色。
インターネットの作例は間違っていることが多いので、いつも雑誌や資料本などを参考にしていますが、今回は飛燕 三型の資料が手元になく苦労しました。





結局はインスタグラム等でコアな海外モデラーの作例で統計を取って、サンド色を塗ることにしました。
その後AKのAircraft資料本で、川崎工場の製造年月で両方の内装色パターンがあったことを確認しました。
まあ、日本のB層の様に大衆の型にハマらないといけないとか格好悪いので自由に作ります。
自分の世界観で作るものがプラモデルだしね。

使った塗料はAK REAL COLLARのRLM79。
過去の大戦で使われた色合いを染料から忠実に再現した、この素晴らしい水性塗料をラッカーで噴いて塗装しました。
ちなみに、このアクリル塗料の素晴らしいところは筆塗りでも塗りやすいところにもあります。
まあ、素人が見たらクレオスでもAKでも違いは殆ど判別できませんが、私は自己満足でAKを使います。
■機体の具体的な塗装
銀塗装はAK EXTREME COLORを使いました。
グレー、黒サフ後にAK EXTREME METALのAK471 BLACK BASEを下地にした。
エナメル質なのでシルバー塗装後にAK894 GAUXYで保護した後にウェザリングして最後にまたAK894。
以前製作したTrumpeter P-47Dに近い同じ塗装。
このアルミパネルラインの塗装色や質感は、AK塗料独特の質感があります。
今回のシルバーはAK482 duraluminを大部分に使い、部分的にクレオスの8番も入れています。
私は、本気で塗装に拘って製作する時以外は、敵味方識別帯色58/カウル色125/プロペラ色131はクレオスの指定色を使っている。
理由はコストが安いから。クレオスはAKの約三分の一のコストでタミヤはさらに安くなる。
遠目から見る分にはクレオスとタミヤは見分けがつかないくらいの差だと思う。
私が高価なAK塗料を使うのは、やはり違う本物の質感と水性塗料の使いやすさであり、付け加えるならモデラーとしての信念だ。


国籍マークの下地はガイアのExホワイト。
クレオスの上記3セットは安価で質が良く使いやすい。
零戦などの日本軍機を作るなら持っていて損はないと思います。
■飛燕と云えば銀塗装に迷彩柄。



独特の迷彩塗装は説明書をコピーしてステンシルとして活用しました。
エアブラシで丁寧に細吹きして塗装しました。
クレオスの川西系暗緑色383を使おうとしたが、陸軍機の指定色としてC130が相応し黄緑色と感じたので、そちらを使うことに。
これらの工程は動画でも紹介しているのでそちらで解説してます。





ステンシルは一度に全体を貼るのではなく、細かく分けて塗装しました。
貼り方はマスキングテープで貼るのですが、ステンシルの本来は切り抜かない部分も切り抜いて、その隙間をマスキングテープで埋めた。
そうすると両面テープの効果になります。
コツは完全に密着させるのではなく、切り取った穴の淵を0.1㎜程度浮かせると塗装の境界線を暈すことができ、グラデーションになり上手く塗装できます。
この作業を私はステンシルを貼って塗装しての繰り返しを10回分くらい分けて作業した。


最後にコートしたクリアーは半艶です。
フィギュア
フィギュアには小さい眼鏡とかありましたが、マキより簡単に作れました。
何せ水転写デカールにアイプリントの予備が10枚くらいあるので余裕です。
1/35の女の子のフィギュアが苦手にしては上手に塗れたのではなかろうか。



私は戦車や車輛キットには、どうしてもフィギュアを添えたくなる。
インスタでイスラエルのティランを披露したが、2021年はAFVも積極的に作っていきたいと考えています。
今年は大いにスキルアップできそうだ。
感想
1/32紫電改のマキシリーズの紫電改と飛燕を立て続けに2021年最初の作品としてスタートさせました。
もう2022年だけどね。
飛燕は紫電改より小さめの機体でコンパクトな印象。
雷電より全高が低くて機首が長いといった感じ。軽快な動きの戦闘機に見える。
私は趣味のプラモデルは結構適当に楽な気持ちで作っています。
国から精密模型を要求されている案件じゃあるまいし、「実機はこうだ」とか「このやり方でないとダメ」という固定概念には拘らない。
架空機って云うんですか、こういうの。
私は好きですね。
ガルパンや荒野のコトブキ飛行隊ばかり作る人の気持ちがわかる。
キャラコラボ飛行機が得意な長谷川模型、是非ともアクリルフィギュアじゃなく、レジンフィギュア付属の1/32荒野のコトブキ飛行隊キットも作ってほしい。
そんなものが発売されたらガチで真剣に作るので。
取り敢えずは、次回の記事とYouTubeの動画で完成した姿を披露できそうだ。
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