今日はエアモデル製作に欠かせない航空機の精密図面について書きます。
私は飛行機模型では零戦52型や雷電ばかり作っているので、この記事では日本海軍機系の図面が載っている本だけピックアップしました。
この記事の目次
機体の図面が必要な理由
機体の図面が必要な理由は、実機に近づけて製作するために、リベットのが打ってあるパネルの場所やモールドなどを確認するためです。
飛行機模型は製造上の都合で省略された箇所(間違って製造されたデザインなども)などがあるので、リアリティを求めて製作する場合、どうしても実機の写真や図面で確認しなければいけません。
まあ、プラモデルでリベットを打ったり省略されたモールドを追加でスジボリする時って、すごく面倒なんですけどね。
それでも完成度が格段に違うのでやりたくなる工程なのです。
航空機の模型は、実機の図面を参考に改造やディテールアップすることでリアリティが増します。
精密図面を読む。
一番おすすめな零戦系の図面の本は、「精密図面を読む」です。
この本は、過去に発刊された「精密図面を読む」のベスト復刻版で、全4巻あります。
ベスト版といっても、本書にはモデラーが作るであろうメジャーな戦闘機の図面ばかり集めたベスト盤なので、零戦以外にもドイツ機や米軍機なども図面が載っています。
本書に載ってない航空機もありますが、それ等は旧版の「精密図面を読む」で探すのが良いと思います。
零式艦上戦闘機図面集
零式艦上戦闘機図面集 は2006年に原書房が出版した零戦二一型の図面など詳細が載っている本です。
現在ではなかなか入手が難しい零戦の図面本です。
14年以上経っているので見つけることは難しいですが、ボッタクリ価格以外で見つけたら即買いでも良いかも。
中身を実際に見たことがありますが、設計士が使う航空機の説明書って感じでした。
零戦のメカニズム 究極の戦闘機を徹底解剖
「零戦のメカニズム究極の戦闘機を徹底解剖」は、2019年出版の新しい書籍。
図面本というよりは、零戦について詳しく記載されている書籍で読んでおすすめだったので記事にしておきます。
本書は 「丸」という雑誌に掲載されている「情熱零戦」というコーナーの記事を集めたまとめ本みたいな感じ。
本の内容に図面もありますが、特に良かったのが二一型、五二型、六二型の操縦席やゼロ戦のメカ部分について詳しく書かれています。
個人的に零戦モデラーなら1冊は持つべき本だと思う。
インターネットでも図面はある
零戦や戦闘機の図面はインターネットでも無料で見つけられます。
私の場合は、海外のブラウザで「blue print 」の後に飛行機の型番を入れて検索して海外サーチしてます。
国内からだと多くの海外サイトは自動でフィルターが掛けられたりして検索結果に出てきません。
ある程度はブラウザの設定などいじってサーチした方が広い検索結果が出ます。
優秀な情報サイトというものは、海外のブラウザなど使って検索しないと出ないサイトが殆どです。
国内からchromeやIEで引っかかるウェブサイトは、ウェキペディアも含めてビジネスをターゲットにしている信憑性が低いサイトが殆ど。

機会があれば図面を探してみてください。
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